妖怪アパートの幽雅な日常・コミック4で登場したどこか精神がおかしい英語教師三浦。妖怪アパートの幽雅な日常・コミック5では、その完結編だ。そして、夕士の葛藤もある。
その葛藤する夕士をだまって見守る龍さんが、その5の表紙を飾っている。
Contents
はりきりすぎて女子高生から反目にあう三浦先生
はりきって三浦先生の過去を調査してきた田代嬢。
なぜそんなにも女を目の敵にするのかという理由がわかった。
それは、新任で赴任した白峰女子高校でのこと、若き三浦新任教師は張り切り過ぎて、女生徒の意見に耳をかさず、自分の意見を押しつけたことがきっかけだった。
集団というのは恐ろしい。つまりは、三浦ははめられてしまったわけで、最後には「セクハラ」「変態教師」などというレッテルをはりつけられてしまう。
そのときのトラウマが元で登校拒否になって結局辞職。しばらく自宅で休養後、夕士の高校に赴任してきたことがわかった。
気の毒とは思うが、先生だからといって、自分の考えを強要するのも間違いだと思う。
秋音ちゃんの式鬼神(しきがみ)の術がすごい!
狂ってしまった(イドの怪物に精神を侵され、操られた)三浦先生が、最初の標的に選んだのは田代嬢。
入院中の三浦先生の見舞いに夕士が行ったついでに、田代嬢が病室に顔をだす。
とたんに、それまで穏やかだった三浦先生の表情が変わる。それは明らかに憎悪の表情。
頼まれたタバコを買いに行くふりをして、夕士は、誰もいなくなった病室から出て屋上にあがっていった田代嬢のあとを追う、三浦先生を追跡する。
屋上で繰り広げられたハプニングは……なんとその田代嬢は、本人としか見えなかったそれは、秋音ちゃんの式鬼神が変じたもの!
呪いの言葉を叫んで、その偽物の田代嬢の首を絞める三浦先生。
ぱかっと空いた田代嬢の口。
と、その口に、三浦先生に取りついたイドの怪物、怨念の塊が、ザザーーーっと吸いこまれる。
「より大きな虚に吸い込まれるのよ。」
全部吸いこむと一型の紙に戻ったそれを、封印の呪文を唱えながら足で踏む秋音ちゃん。
なんとも見事な式鬼神術だ!さすが秋音ちゃん!!
が、三浦先生には、なんとか救いたいという夕士の気持ちは全く通じてなかった。
夕士、呼び出された美術室で切り付けられる!
完全に狂っているとしか思えない三浦先生。
「ブロンディーズ!」
思わずブロンディーズを召喚してしまい、周囲はめちゃめちゃに破壊される。
美術室の下が職員室だったため、データが飛んだりパソコンが壊れたり、被害額は相当なものだったらしい。(大人になったらちびちびと返させていただきます、と夕士はつぶやいている)
肩を脱臼した夕士。倒れてきた残骸などで動けず、フールのアドバイスで、ゴイエレメス・力持ちの石造りの人形を呼び出して助けてもらう。
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泣きっ面に蜂?夕士、往復びんたをくらう!
誰が夕士の頬を叩いたかって、それは長谷である。
夕士の大親友の長谷以外に、そんなことができる者はいない。
そう、たとえアパートの住人でもそこまではしない。
魔法などとかかわって危険なコトが起きやしないだろうかと心配していたのだろう。それが現実になり、夕士が怪我をしたものだから、それまでの過程を全く自分に話してくれなかったものだから、長谷は起こったのである。
「秋音さん!修行をパワーアップしてくれ!」
そうして夕士の修業は、厳しさをましていった。
伸び悩みでジレンマ?
しかし、パワーアップした修行をこなしきれているのに、自分はまったくレベルアップしている気がしない夕士。
不安になり、落ち込む夕士。
次第にそんな自分にいらだちを覚える夕士。
おそらく、それは一皮むける一段階前の足踏み状態なのだろう。
だが、そうは言っても、その段階を無事超えられるかどうか、確実にネクストステップに上がれるかどうかは、誰も分からない。
食欲が落ち、身体も引き締まるのではなく、ガリガリに痩せてしまった夕士。
そして………
さて、次の6巻目で、夕士は、今の足踏み状態から脱却して、レベルアップできるのか?
(なんちゃって、小説を読んでるから・・・・・ry…)
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