妖アパ・小説のあらすじ

妖怪アパートの幽雅な日常・小説3巻、いよいよ魔導士様の活躍?

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妖怪アパートの幽雅な日常・小説も3巻に突入した。2巻で新米魔導士として霊力アップの修業も開始した夕士。いよいよ魔導士としての活躍の場が?な感じの期待を湧きつつ読みふけった妖怪アパートの幽雅な日常3巻。舞台は夕士の通っている条東商業高校だ。

Contents

学校の怪談

どこの学校にも1つは2つはあるだろうか。

新しく建てられた学校にも、その隅から隅までピカピカなんだが、やはり怪談があったりする。なぜそこで創らねばならぬのか?学校の味付け…か?(笑)

古ければ古いほど、不思議階段はある。そして、定番どおりだったりもする。
良く聞くのは学校七不思議。七つ以上あったりもするのだが、夕士の通う条東商も8つ目がある…という話題でなく、

ある日突然、降って湧いたように幽霊話が出た!ようだ。

それはある種、生徒の夕士が魔の力に目覚めたからなのだろうか?
いや、単なる偶然であり、偶然夕士が魔の力に目ざめたからこそ、対処できた事件と言えるのだろうか?

人生はすべからく神の掌で演じられている演劇。
何が起こるかは、それが必然的なのか、あるいはそうでもないのかは人間というちっぽけな存在からは計り知ることはできない。

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新米魔導士、大活躍の巻

大活躍かどうかは…どうだろう?

が、しかし、知ったからこそ、それ以前なら気にも留めないから目にとまらない事象などにも気付き、目が止まる事がある。今回の夕士がまさにそうなのだろう。

体育館を兼ねた講堂の上にある倉庫。そこから不気味な声が聞こえるという噂話。

どうなのだろう?夕士が魔に目ざめてなければ、ちゃんちゃらおかしいと一笑してかかわらずに終わったのだろうか。

いや、どちらかというとこの手の事件に対処できるようにと、夕士が魔と通じたのも、もしかしたら神の定めた運命なのかもしれない。

ともかく…夕士はクラスメイトの田代(かしまし娘リーダー)からその話を聞くと、なんだか気になって放課後その倉庫に行ってみた。

イドの怪物

あなたは「イドの怪物」というのを知っているだろうか?
いや、聞いたことがあるだろうか?

心の奥底に潜んだ本心…本人も気付かないその思いが具現化して人々を襲うという話だ(ったと思う←こらマテ!)

体育館を兼ねた講堂の上にある倉庫は、演劇部が道具置き場に使っていた。普段あまり立ち入らない場所だ。

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なにがどろどろしたもの

倉庫の壁、ダンボールで隠してあったそこには、女を呪う言葉が幾重、何重にも書かれてあった。それを見つけた田代が気持ちが悪くなるほどの念さえ感じさせるほどだ。

普通の気配でないその気に、田代と別れてから、夕士は魔道書「プチ・ヒエロゾイコン」の案内人のフールを呼び出して聞いてみる。

魔のことは人間より同じ魔のモノの方が感じるという夕士の考えに同感だ。

そこで、フールが夕士に呼び出しをすすめたのが、運命の輪のページの3人の女神。世界中の女神として有名なウルズ、ザンディ、スクルドだ。

が……

プチのその3人姉妹は、ものすごく仲が悪かった。

しかも、やる気なしのケットシーからの情報で、今風(少し前)女子高校生ルックにガングロとか、女神には到底思えない、しかも、かしましさ。(ケンカで)

なんとかケンカしつづける3人をなだめつつ、倉庫の壁に見つけた悪口雑言を書いた落書き、女を呪ったそれを見てもらうと・・・

「なんだかどろどろしたもの」

という回答を得た。

イドの怪物は入れモノを欲する

人の呪いから生まれたそのどろどろした想いは、器を欲する。

そして、これまた偶然か必然か、新任英語教師の三浦先生は、条東商へ来る前の学校で、女生徒らとひと悶着あった人物。
いわゆる女生徒側からのパワハラと言えるだろうか、生徒の意見を入れようとしない三浦先生への反発心から生じたいじめに会い、女子に対して恨みを持つ人物。

そう、共鳴してしまったのだ。倉庫の壁にかかれた女に対する恨みが変じた念と、三浦先生の恨みとが。

そして、明るくて目立つ田代に三浦先生は注目する。
心に怨念を宿したことから、その憎しみは爆発寸前まで燃え盛る。

田代の危機一髪をまたしても助ける夕士

1巻でも、オートバイにはねられ出血多量の田代の手を取り、自分に怪我のダメージを引きよせて田代を助けた(偶然にだが)夕士が、今回もその三浦の襲撃から田代ちゃんを助けた。

その時使ったのが、イタカ・ブロンディーズ!

爆音とイカヅチで。

まだセーブができないため、周囲の被害が尋常ではないのだが、ともかく田代ちゃんは助かった。

秋音ちゃん、さすがだね!

田代ちゃんを襲おうとしたところを夕士が放ったイカヅチで気絶。病院へ戻った三浦先生の荒治療にとお見舞いに顔を出したのは、夕士と三浦先生が目をつけている田代ちゃん…の姿かたちをした式神。

「すげぇ、本物にしか見えねぇ」

病院の屋上でその式神が扮した田代を予想通り襲った三浦先生。
その三浦先生に首を絞められて式神に戻ると当時に、三浦先生の中に入りこんだ呪いの塊、イドの怪物を吸いこんでいく。

まるで吸いだされるように三浦先生の口からそれらは式神の中へと入って行き、最後に秋音ちゃんがそれをふんづけて封印の術を唱えて封じ込める。

あとは、怨念の塊が出たことで三浦先生が回復してくれるのを待つばかりなのだが…どうやら、三浦先生は、一連の女子への(恨みからくる)行動、反発は少しも反省していない。

学校はン百万の被害

イドの怪物騒ぎは落着。静かになったように思えた学校だった。

が・・・

「放課後、美術室へ」

といった何やらよからぬ呼び出し状が夕士の手に。

行ってみると、それは夕士を逆恨みした三浦先生。
包丁を手に夕士を遅く三浦先生。

「ブロンディーズ!」

思わずプチを取り出してイタカを召喚する夕士。

ガラガラビッシャーーーン!

周囲は、こなごな、周囲にももちろんその衝撃は影響し、階下の職員室では、パソコンもその衝撃でクラッシュ。入力中のデータもクラッシュ。

 

「もっともっと修行しねぇと使えねぇなぁ…」

卒業して設けるようになったらチビチビと寄付(返却)しますと、心の奥底でつぶやく夕士だった。

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妖アパ3巻の〆は長谷の往復ビンタ

「魔道を背負ったからってオレの生活は変わらない。
危ない事には首を突っ込まない。」

そう言ったその口先も乾かないうちに今回の事件。
美術室が半壊状態は、夕士も怪我は免れない。

救急車で運ばれ治療を受けてきた夕士のほほを、心配して飛んできた長谷のきっついビンタが飛ぶ!しかも往復!!

「…オレ、けが人なのに………」

親友、長谷の痛い愛情は、心底から夕士を心配しているからこその痛さ。今回の事件を長谷に話さず黙っていた結果だから、しかたない。

こんなそんなで、修行もますますパワーアップ、秋音ちゃんにしごかれることが決定となった夕士であった。

…以上3巻、すっとばしあらすじにて失礼!

頑張れ夕士!みんなが見守っていてくれてるぞ!(酒の肴に)

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