さてさて、妖怪アパートの幽雅な日常・コミック6でレベルアップした夕士だが、どうもその実感が湧いてこない。…そんな事を思っていると、この7巻目で、そのレベルアップを感じることができ自信につながる夕士。
そして、今回のメインイベンターは、妖怪アパートの幽雅な日常・コミック6で自殺未遂の小6の女の子と、骨董屋だろう。
6の表紙が骨董屋だった為、6の冒頭に書いてしまった裏バチカン特務官の操作が入るのは、この7巻なのである。
Contents
骨董屋提供、全方向型立体映写機 そして、裏ヴァチカン特務官
そう、裏ヴァチカンの特務官。つまりは奇跡狩りとばれる特殊な役職の方々。
どういうのかというと、そう、奇跡を起こすのはキリストのみだから、他の奇跡などあってたまるか?の概念からではないだろうかと思う。
別に他に土着の宗教とかアイテムとかで、摩訶不思議なことが起こってもいいと思うのだが、そこは、人心を惑わすからといういかにもな理由で否定するということだろうか。
今回、骨董屋が仕入れてきたのは、全方向型映写機。
しかも、リアルに体感できるという、ヴァチカンの特務官が追ってくるのも分かる。
秋音ちゃんにアパートの周囲に結界を張らせてから、チップのようなものを指して映写機を作動させる。
と、その瞬間に夕士たちアパートの住人らの周囲は異空間に!しかも空中という驚きの状態!
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見た事もない景色、生き物?そして、恐竜。
妖精のお城かと思ったら、それは砂の中にすむ生き物だったりと、
「これ、この世じゃないな。」は、古本屋談。
驚きの連続の最中に、秋音ちゃんが貼った結界を破って、みんなの前に現れたのが、ヴァチカンの特務官。
「ヤバイ!」とばかりに骨董屋は、どんずら!見事なまでに姿を消した。
うーーん、まだまだ世界は広い、見知らぬ驚愕の世界があるんだと夕士もちょうどタイミング良くアパートに来ていた長谷も再認識。
小6少女の心のドアは、未来に向かって大きく開く
そして、自殺未遂の少女は、なんと夕士にお礼を言いたくて警察署に。
警官から電話があってびっくりしつつも、お礼を聞くくらいと思って気楽に警察署に。
そこであったのは、キラキラ、ケバケバに化粧した小6の少女、浅田有実ことユーミ。
それでも、夕士が真にユーミのことを心配して頭を撫でながら言った言葉が心に響いたのか、撫でてもらったことが心に響いたのかは知らないが、(ボディータッチは結構感じるものがあると思えるので)わんわん泣きだしてしまう。
警察署の署員には、彼女を泣かせたと思われて、焦っていいわけするのだが、ともかく、夕士に心を開いたわけだ。
そして、その日は英会話クラブの関係のバーキュー大会に夕士が出席する予定だと知ると、自分も行きたいと駄々をこねる。
が、それが良かったのだろう、というか、それも縁だったのだと思う。
ユーミは、そこで今まで自分が大人だと思って付き合ってきた学生たちは、実は中身の空っぽの会話しかなく、本当の大人は、バーベキュー大会に来ていた人達のことを言うんだと、彼らとの直接の会話や触れ合いを通して肌で感じ、自分の間違いを認める。
レベルアップの証
そのバーベキュー大会の帰り道、ユーミがつきあってきた、やはりあまりよからぬ輩と偶然出会う。
逃げるユーミと夕士。
行き止まりで追いかけてきた彼らに「もうユーミに近づくな」と使ったのが「ブロンディーズ」だ。
それまでは、周囲にヒビキ渡ってしまい、大損害を出させてしまったブロンディーズだが、ここで、夕士は初めてその力を自分が描いた通りに、収束させて使うことができた。
「オレ、レベルアップしてんじゃん!」
自分のレベルアップを認識した夕士だった。
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修行もまたまたレベルアップの滝行に!
秋音ちゃん曰く「ホースの水じゃ物足りない。私も修行したいし」
というわけで、大家さんの出番!
他のアパートの住人もそれを聞いてその気になり、どうせなら地下温泉で酒を飲みながら滝見物…という理由で、秋音ちゃんだけでなく、彼らも大家さんに頼みに行く。
多数決というより、お願いに弱いんだろう。
大家さんは、真っ黒な身体が真っ白になるほど気力体力を使い果たして、見事に滝を完成。
というか、滝が見える空間と地下温泉空間をつなげた?
なんかすごい魔力の持ち主なんだなーと改めて感じた。
大家さん、あんたはいったい…なにものだ?
>>>妖怪アパートの幽雅な日常・コミック8,9,10のあらすじと感想につづく
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